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神奈川県産マダカアワビ復活に向けて
近年、マダカアワビの水揚げが激減しています。 そこで栽培協会では今、マダカアワビの種苗生産に力を入れています。 実をいうと数年前まで種苗生産が思うようにいかず、 放流個数も少なくなっていたのです。 そんなこともあって、現在は新たな飼育方法を試しています。 波板飼育の時期を従来よりも数か月延長して、 稚貝が大きくなるのを待ってから剥離することによって 剥離後の斃死のリスクを減らしたり、 屋内水槽でも従来の生簀網を用いたカゴ飼育をせずに、 水槽の床に直接シェルターを置いて中間育成を行う 「直飼育(じかしいく)」を行っています。 |
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この飼育方法を試行して丸2年ですが、 1年目は、生産数こそ少なかったものの、 歩留まりもよく、屋内水槽に収容してからの 成長もとても順調でした。(右写真) 2年目となる今年度は、生産数を上げるべく 努力しています。 今後、10万個、20万個と生産数を増やしていき、 放流することによって、神奈川県産のマダカアワビ の復活に繋げていきたいと考えています。 |
(掲載日:2018.11.20)
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